こんな感じのオーダーが来ますが、結論は
明るくして、紫を入れて、同じ薬剤で染め続ける!です(^^)/
今回の記事では…
グレージュにするための準備
→髪を明るくする方法3種
グレージュにするための調合
グレージュ系をキレイに保つには?
という内容を解説します(^^)/
グレージュやミルクティー系のカラーって凄く難しいと思われていますが、最近では続ければ簡単に染める事ができます。
染め続けるって何年単位?と不安になるかもしれませんが、実際には3回程度でキレイに仕上がります!
そのへんの内容も実際に現場で18年染め続けている専門家が解説してみたいと思います!
白髪染めでグレージュ(ミルクティー)にする方法
結論は
髪を明るくする→紫を入れて染める
順番に解説していきます(^^)/
髪を明るくする(土台作り)
グレージュやミルクティーカラーにするためには髪を明るくしなければなりません。
明るくする方法としては…
・ブリーチで脱色
・ハイライトを入れる
・ライトナー(脱染剤)で明るくする
この3つで明るくすることが多いです。
ブリーチで脱色
これが一番簡単&早い方法です
グレージュを作るなら1回、ミルクティーを作るなら2回くらいでキレイに色が出せます。
元々の髪の色味に赤みが多すぎる人は+1~2回必要な場合がありますが、ここを頑張らないと結果的に良い状態は作れない事が多いです。
ハイライトを入れる
ハイライトは部分的に染める方法です。
アルミホイルを使って筋状だったり、毛先だけ!だったり色々な方法があります。
毛先だけの2トーンカラーは染めてラップで包むなどの方法もありますが、基本アルミホイルで行います。
ライトナー(脱染剤)で明るくする
ライトナーはブリーチ以外で一番髪を明るくできる薬剤の事です。
髪に入ったカラー剤を消したい時に使用したりします(なので脱染剤)
このカラー剤でも程よく明るくできるし、痛みもブリーチに比べると穏やかなので個人的には多用しています。
とにかくグレージュやミルクティーは土台となる髪の明るさが大切。
明るくした髪にグレージュやミルクティーカラーで染めてあげるとキレイな色味が出せます。
ちなみに、明るくするのは基本的に1回だけ。
毎回髪を明るく脱色→染めるという工程が必要なわけではありません
紫を入れて染める
ここで言う紫とは…
バイオレット、ラベンダーなどの名前が付いたカラー剤の事を言います。
紫系と言った方が分かりやすいかもしれません。
紫を入れると、髪の毛の黄色やオレンジといった必要の無い色味を抑える効果+透明感を演出できます。
紫系の色味を入れずに染めた場合、グレージュやミルクティー系のカラーは数日で赤みが出てしまう結果に…。
紫系カラー剤の配合率
紫系カラーの配合は約10%程度。
14レベル以上の明るい髪には5%程度に抑える事もありますが、基本的には10%くらいを配合することが多いです。
紫の配合が多いとグレージュというよりラベンダー色みたいな髪色になるので注意しましょう…。
グレージュ(ミルクティー)にする際の注意点
注意点は染める順番と時間差です。
染める順番
染める順番は
- 根元
- 中間~毛先
これは絶対に間違えてはいけません。
ここで言う根元とは、頭皮から3cm程度まで。
細かく言えば新生部と言われている新しく生えてきた黒い部分です(カラーを1度もしていない髪の部分)
なので1センチ程度の時もあれば、3cm伸びていたら3cm。
次に中間から毛先ですが
根元~中間の塗布量は多め、毛先は少なめ。
毛先部分は本当にすぐ色が入ってしまうので根元を塗ってから20分は放置したいですね。
グレージュを美しく保つ(仕上げる)方法は1つだけ
18年やってきた結論は
繰り返し染める
これだけ。
グレージュ系、ミルクティー系カラーは本当に繰り返せば美しい仕上がりになります。
カラー全般に言える事ですが、品質の良いカラー剤なら同じ色で繰り返し染めていけばキレイな仕上がりになります。
前回染めた時の色味は髪の毛に残っています。
この色味を考慮してカラー剤を選定しなくてはいけません。
なので、コロコロ色味を変えているとキレイなカラーに仕上がらないのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は白髪染めでグレージュ(ミルクティー系)を作る方法をまとめてみました!
・髪のベース(土台)を明るくする
・紫を入れたカラー剤を塗布
・繰り返し同じ色で染める
以上です!
グレージュやシルバー系、ミルクティー系のような淡い質感のカラーは繰り返し染める事が超重要です。
自分で染めるにしろ、美容室でやってもらうにしろグレージュ系全般は特に繰り返し同じカラー剤で染めると本当に素晴らしいカラーに仕上がります!
白髪もキレイに染まりますので忍耐強くいきましょう♪
ぜひ挑戦してみてくださいね(^^)/